【国語力アップ】読解力はすべての基本〜その3〜

勉強法

前々回前回と続いて、読解力の大切さと、読解力についてのありがちな誤解について述べてきました。

いよいよ今回は、読解力を上げるために普段からぜひ実践して欲しいことを紹介していきます。実は、「普段から実践」というのがポイントです💡

今回紹介する方法を実践していただいたら、速攻で効果が現れる✨・・・わけではありませんが、きっと今まで以上に本を読むときの「読みが深まる」のを実感していただけると思います。

今回の記事を読んだら、ぜひ日常生活に取り入れてくださいね🎶

読解力を身に付けるために実践して欲しいこと

読解力を上げるとなると、「たくさん本を読むぞ」と意気込む方が多いのではないかと思います。

その気持ちはとても素晴らしいのですが、これまでにも述べてきた通り、読解力は本を読むとき・勉強するときだけに使うスキルではありません。

日常生活においても欠かせないスキルだからこそ、ぜひ普段の過ごし方の中で効果的に身につけていっていただきたいです。

1−1.周りをよく観察する

まず日頃から心掛けて欲しいのが、「周りをよく観察する」ということです。「え、そんなこと?!」と思うかもしれませんが、実はこれが学びの第一歩となるのです。

特に近年、スマホが普及してからは「ながらスマホ」が問題視されるように、多くの人がスマホに気を取られすぎています。ながらスマホとはいかないまでも、数分、いや、数秒でも空き時間が出来るとなんとなくスマホを触ってしまうという方は多いのではないでしょうか。

しかし、現実世界には、ネット上の情報だけでは得られない、五感を刺激される様々な物事が溢れています。そしてそれは、現実世界で実際に体験してみないと本当の意味で理解出来ないことばかりです。

実は、読解力とは、文章を読む以前の、現実世界での実体験の豊富さに大きく左右されるのです。というのも、文章を読むには、最低限の知識・常識を身につけていることが前提となるからです。

これはネット上の情報を眺めているだけでは限られた範囲でしか身に付きません。実際に色んなところへ行ってみたり、たくさんの人と会ってみたり、そうした体験を通じて、良いことも悪いことも自分の身で味わうことがとても重要になります。

まずは自分の身の回りにどんなのものがあって、どんな出来事が起きているのか。空き時間が出来たらすぐにスマホを見るのではなく、周りをよく観察するよう意識してみてください。そして、今まで知らなかっとことや不思議に思うとこにたくさん出会ってください。

1−2.自分なりに考えるクセをつける

周りの観察をよく観察して「知らなかった」「なんでだろう」と思うことに出会えたら、早速ググって調べる🔍・・・ではなく、一度自分の頭で考えてみてください。

正解に辿り着くことももちろん学びの上では大事なことなのですが、ただ調べて答えを知るだけでは、その場では疑問が解決しても、他の場面では応用が効かなかったり、印象に残らず忘れてしまったりともったいないことになりかねません。

人はただ答えを教えてもらっただけの時よりも、自分なりに答えに辿り着こうと試行錯誤したり、一度間違ってしまった経験をしてから学び直した時の方が記憶に残りやすくなりますし、次に同じような疑問に直面したときに過去の経験を活かして解決していくことが出来るようになります。

そして、日常生活の中で自分なりに考えるという経験を積み、その経験を文章を読む時にも活かすことで、次にどんな内容が書かれているかをある程度予測しながら読むようになることで、文章読解の精度か上がっていくと考えられます。

先を予測しながら読むことで、その予測が合っていれば自信につながり、間違っていたとしても、自分の考え方とどこが異なっていたのか確認することで、自分の読み方・考え方のレベルがアップします。

間違いを恐れず、まずは自分で考えることを徹底してみてください。

1−3.良質な会話をたくさんする

「周りをよく観察する」の項でも触れましたが、文章を読むには、最低限の知識・常識を身につけていることが前提となります。

そして、知識や常識とは、教科書で教えられるものではなく、人との関わりの中で自然と身につけていくものがほとんどと言っても過言ではありません。

人と関わるといっても、その会話が「ヤバイ」「サイアク」「スゴイ」だけで成り立つような、内容が薄かったり語彙が乏しいものだと、語彙力も上がらなければ思考力も鍛えられないでしょう。

理想としては、たくさん読書をしている人と会話をする機会を積極的に持ってほしいです。

良い本を紹介してもらえるでしょうし、本を読んでいる人は語彙力が豊富な傾向があるので、教科書に載っている言葉を暗記するのとは違う、言葉の使い方を実体験や感情を伴って学ぶことができるはずです。

そして、何度も述べてきた通り、読解力は本を読むときだけのスキルではありませんので、目の前にいる相手が何を考えながら・どんなことを思いながら会話しているのか、考えながら会話することは自然と読解力を鍛えることにもつながるのです。

1−4.読書習慣を身に付ける

以上の1〜3の経験を踏まえた上で本を読むと、闇雲に読むのと比べて格段に理解が深まっているのではないでしょうか。

読む上での最低限の知識・考える力・語彙力が備わった状態で本を読めば、理解が深まるので本を読む楽しさにより一層気付くことができ、楽しいからこそもっと読みたくなるという好循環が生まれます。

「読解力を身に付けなきゃ」というだけの目的で読んでいると、読んだ本が思うように理解出来なかったときに挫折してしまいかねないですが、「楽しい」「もっと知りたい」という気持ちが根底にあれば、読書が自然と習慣になっていくはずです。

始めは読んだ冊数や本の難易度にこだわらず、自分が楽しめるものを読む習慣を続けていってください。

総まとめ

以上、読解力について3回にわたってお届けしてきました。

一朝一夕には読解力は上がりませんが、日常生活の中で意識することが変われば、知らず知らずのうちに鍛えられていきます。

今回紹介した方法を参考に、ぜひ楽しみながら本を読み続けていってください📚

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